目次
1. 初めに
こんにちは。橋本ゼミ10期生の鈴木滉人と申します。私は2021年度のバーチャル道灌まつりにて特設サイトの編集を担当しました。現在企業の情報発信のツールで主流なのはSNSです。実際に2020年の時点でFacebookでは80.4%、Twitterは56.2%の企業が利用しています。またInstagramは国内で約1万社がアカウントを開設しています。このように企業がSNSのアカウントを利用する形は新しい情報発信の一つとして定着しています。このデータを見た時に「現代において情報発信のツールはSNSのみで良いのでは?」という疑問が生じました。そこから私は「SNSが主流の現代でサイトの価値は何か?」という点に着目しました。自分のサイトを開設しようか悩んでいる方やサイトを持っているが更新を頻繁にしていないという方には特に読んで頂きたい内容です。
2. サイトを作ることのメリット
サイトを作ることで得られるメリットは「豊富な情報量」と「情報をまとめられ、整理がしやすい」という2点です。
2-1. 豊富な情報量
SNSで情報を得る際Twitterには文字数制限が、Instagramでは画像や動画で伝えることが前提のため文章を読まれづらいなど何かしらの制限がかかってしまいます。そのため本当に伝えたいことを簡潔に伝えられるというのはSNSの利点ではありますが、本当に伝えたいことを伝えきれない、また情報量が不足してしまうことで読者の誤解を招くという可能性があります。しかし、サイトで公開できる情報量はSNSと比較すると圧倒的に優れています。そのため情報を絞る必要はありません。またレイアウトも変更することが可能なため編集者が一番伝えたいことを最初に伝えることが可能です。
2-2. 情報をまとめることが可能
今回私たちは特設サイトの役割を「SNSでバーチャル道灌まつりに興味を持った人を誘導する窓口」「clusterのワールドへの入り口にする」という2つに設定しました。そのため、SNSで興味を持った人が特設サイトを訪れると当日の日程やイベントの紹介、ワールド内の様子、バーチャル上で道灌まつりを行った経緯などが一目でわかるような内容、構成にすることを心掛けました。このように情報を一ヶ所にまとめることで情報の混濁を防ぎ、正確な情報を提供できるのもサイトの強みではないでしょうか。
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バーチャル道灌まつりの特設サイトです。ヘッダーのバーの「トップ」などをクリックするとそこの内容に移動することができます。バーチャル道灌まつりの内容は全てこのサイトに集約されています。
3. どのような構成が良いか
今回私たちはテンプレートを用いて大きなトップページを1枚作成し、イベントの紹介など詳細説明が必要なものは個別にページを別途作成するという方法を取りました。構成のポイントは2つです。1つ目はトップページだけを見れば今回私たちが行ったことから日頃の所属団体までわかる構成にしたことです。2つ目はイベントの内容の紹介など詳細なものを別のページに分けることでページの長さを短くしました。これは閲覧者に途中で飽きることなくページのヘッダーからフッターまで見ていただくためです。
↑特設サイトの一部です。例えば「clusterとは」をクリックするとclusterの紹介ページに飛ぶようになっています。
4. 結論
現在、SNSは企業の情報発信の1つの選択肢として浸透してきています。SNSはすぐに情報が発信できることが最大のメリットです。しかし情報量が限られてしまっていることや他のアカウントと情報が混濁してしまうというデメリットがあります。特に情報が限られてしまうというのは編集者側が本当に伝えたいことを伝えられなくなる可能性があるということになります。これは編集者側にとっては致命的なミスに繋がると考えます。しかし、自分のサイトを持っていれば本当に伝えたいメッセージを伝えられます。なぜならサイトでは自由なレイアウトが作成できる上にSNSよりも優れた情報量を載せることができるからです。また情報をWebページ1つに集めることができるため情報の混濁を防ぎ、信ぴょう性を強めることができます。これらのことからSNSが情報発信のツールとして主流になっている現代においてもサイトは必要なツールなのではないでしょうか。
参考文献(アンダーバーの部分)https://n2p.co.jp/blog/ja_promotion/sns-use-trend/