こんにちは、橋本ゼミ4期生の中村拓史です。
私は先日、『慶応義塾大学 加藤文俊研究室 フィールドワーク展Ⅻ こたつとみかん』に参加しました。この卒業展示会には、私を含め4人のゼミ生が参加しています。感想をブログにまとめました。
私は、このフィールドワーク展は「学生が作ったとは思えないようなクオリティの空間だ」と、昨年度参加されたゼミの先輩から聴き、どのような展示会なのか気になったので参加しました。普段関わることのない他大学の学生に会うことに魅力を感じたことや、参加した人にしか得ることのできないことがあると思ったこともきっかけです。
この『慶応義塾大学 加藤文俊研究室 フィールドワーク展Ⅻ こたつとみかん』は、加藤文俊研究室の学生たちが出会ったもの、見たもの、聞いたもの、触れたもの、揺さぶられたものの経験の数々を来場者に体感してもらう展示会となっています。
会場は温かい色合いの内装になっているシェアスペースで、学生の場づくりによって居心地の良い場として提供されていました。
この展示会には、他にもOB/OG展、大学院生研究、2・3年生グループワークなど様々な種類の展示物があります。中でも、私は『4年生卒業プロジェクト』の展示物が印象に残りました。
どの展示物を見ていても、学生方が主体的に展示物の説明をしてくれるなど、何も知らない私たちにとってはとても心強かったです。
初めて参加した他大学の展示会は、自分の予想を上回るクオリティの高さでした。一つ一つの作品に違う特徴があり、学生が作った作品ではなくプロの方が作った作品なのではないかと勘違いするほど完成度が高い作品ばかりでした。話を聞くと、この展示会に展示している展示物はどれも1年以上活動して作り上げたものだそうです。私たちとは、時間の掛け方が違うなと感じました。
初めは、やっぱり慶応は格が違うな、私にはここに展示されているような作品を作ることはできない、とネガティブな気持ちになっていました。しかし、展示物を見ていくうちに私の気持ちは変わっていきました。
「このままではいけない、作品に固執せず、何か1つのことを長い時間継続してやろう」という気持ちになりました。このような気持ちに変化したのは、私自身日常生活やスポーツの面などで継続して何かをやらなかったことで後悔したことがあったからだと思います。
もし、この展示会に参加していなかったら、また前のように何もやらずに後悔していたと思います。ですが、この展示会に参加したことにより、自分の中で何かやり残していることや継続してやらなければいけないことが残っていることに気がつくことができました。
この展示会に参加したことで私とは違う考えを持つ人もたくさんいると思います。しかし、この展示会は多くの人が今まで自分がやり忘れていたこと、気がつくことができなかったことが見えてくる展示会だと思います。今年は終わってしまっていますが、是非、皆さんも参加してみて欲しいと思います。
執筆者:橋本ゼミ4期生 中村拓史