先日、2014年の後期に向けた集中ゼミを実施しました。
1.新規ゼミ生である2年生(3期生)との顔合わせ
2.2014年後期に向けた集中打合せ
この2つを目的に掲げ、終日のプログラムとなりました。
目次
仲良くなるためのアイスブレイク
前半は、新規ゼミ生との顔合わせです。これは、「入ゼミ係」が企画したものです。入ゼミ係は、新規ゼミ生の募集活動における説明会のイメージを作り上げたり、メッセージを考えたりと、いわば橋本ゼミの採用担当者のような活動をしていました。その一環として、新しいゼミ生がすぐに馴染めるようにと、アイスブレイクを企画してくれました。
今回は、後述する2014年の後期のテーマが「クリエイティブコンフィデンス」と言うことも有り、書籍「クリエイティブマインドセット」に出てくるワークショップを試験的に行ってみたり、いつも行っているミニゲームのようなものを実施することで、緊張をほぐしていきました。
中でも絶妙であったのが、常に自己紹介がプログラムされており、先輩から後輩、後輩から先輩に対して何度も自己紹介する機会が作られている事です。会社などで新入社員を迎える時などでも同様ですが、既存社員と新人とでは覚えるべき人数に大きな差があります。また、既存社員同士は当然既によく知っているので、既存社員から自己紹介するのは一度きりであったりします。故に、新人が既存社員の名前を覚えるのが難しかったりするのですが、集中的に、そしてルールとしてある種強制的に自己紹介を多発させるプログラムになっていたのは効果的だと思います。
2014年後期のテーマ「創造性に対する自信を取り戻す」
2014年後期の集中的に研究(学習)するテーマを「Reclaim your creative confidence」に定めました。参考
これは、創造性に対する自信を取り戻すといった内容になります。創造性に対する自信とありますが、概念としてはもう少し広く、「自分には周囲の世界を変える力があるという信念」とされています。
さて、自分達を振り返った時、この「周囲の世界を変える力があるという信念」はもっているでしょうか? 我々は、持てていないと考えました。しかし、何故持てていないのでしょうか?
例えば、こんな議論がありました。「何となく失敗がしたくない」とか、「失敗して怒られた経験がある」といったものや、「果敢にチャレンジしていた事もあるが、いずれもうまくいかなかった」というものです。総じてあるのは、「どうせ、自分にはできない」というある種の諦めのようなものでした。そして、「きっと誰かがやってくれるだろう」と。
同じように、周りにいる人達を見回してみても、どちらかと言えば、「周囲の世界を変える力があるという信念」をもっていない人の方が多いような気がすると述べています。象徴的なのが、「会社説明会に出てくる人の中には、その信念を持っていそうな人がいるが(いない事もあるそう)、電車の中にいる大人達はまるでそうには見えない」と言った指摘です。
それは、誰かに奪われてしまったのか、自分で捨ててしまったのか、持っているけれど忘れてしまったのかは定かではありませんが、いずれにせよ、どうも我々は周囲の世界を変える力があるという信念を持てていないようです。
今後の活動目標
そこで、今年は「クリエイティブコンフィデンスを取り戻す」をテーマとして、活動を行っていこうと考えています。当面の活動目標は2つです。
ひとつは、9月13日に実施する読書会「Social Reading fes」です。「未来のイノベーターはどう育つのか?」というイノベーターの育成に関する本を題材に、ゼミ生だけではなく他大学の学生、社会人と共に読書会を行うという企画です。ゼミ生が企画運営を行う予定で、昨日も近くのファミレスに集まって会議が行われていました。
現在、着々と外部の方々も集まっており、またお問い合わせを頂いておりまして、メンバー一同良い緊張感に包まれています。
クリエイティブコンフィデンスの観点からも、「イノベーターはきっとクリエティブコンフィデンスに溢れているのではないか?」と考えられます。小さな一歩かもしれませんが、重要な一歩だと考えています。
続いては、11月8日、9日に行われる学祭において、同テーマでの展示、ワークショップ、体験型ゲームなどを行う予定です。我々の展示から一歩出るときには、クリエイティブコンフィデンスの「芽」のようなものを感じられるような展示を目指しています。こちらは、これからが本番です。
新しい一歩を踏み出し始めました。