こんにちは。
橋本研究室3年の胃甲礼奈です。
先日の「Facebookコミュニケーション」というブログ記事の通り、私はソーシャルメディアを通したコミュニケーションついて興味があり、それをテーマに研究しています。
目次
「いいものをつくりたいならいいものをたくさんみる」
これは音楽やスポーツの世界で言われている私のお気に入りの言葉です。「表現」も音楽やスポーツと同様であると思います。多くの「いいもの」から学び、それをもとにして自分の感性を交え、よりよいものを作って行きたいと思っています。
この言葉を意識し、普段からいろんな文章、写真を観察するようになりました。
また、文章や写真を見た際にはどういう意味が込められているのだろうと考え、どうしてこうなっているのだろう。というふうに気になったことは「なぜ?」と思うように心がけるようにしています。
そしてその中で、大きく学びにつながったページがあります。
同志社女子大学現代こども学科の「girls media Band」さんのFacebookページです。
今回その学びをブログでご紹介させていただきます。
「良さをひきだす記憶に残る写真」
まず、この写真を見てください。
これはFacebookページのカバー写真です。(10月11日以前閲覧)
ページをひらくと真っ先にこの写真が目に飛び込んできます。このインパクト、大事ですよね。
14人の大学生が一列に並んでいます。一方で、正面からとっていたらそれほどインパクトはなかったのではないでしょうか。ですが、あえて左上からとっているので、インパクトがあると思ました。斜め上からの撮影は、小顔効果等の効果を生み出し、被写体の良さをひきだします。これはプロのカメラマンの方も取り入れている撮影方法の一つでベストな角度は20度だそうです。
また、私は無意識にこの写真にいる方々の顔の向きに合わせ、ななめの角度から二度見してしまいした。
すると、1回目は4人のメンバーにしか目がいかなかったのですが、ななめの角度からもう一度見た事でその背景にある写真や床においてあるブロックにも意識が向かいました。
私は以前girlsmediaBandさんが作成したリフレクションムービーを見せていただいたことがあります。その時に「あ、こんな見方があるのか」と盲点をつかれたことを思い出しました。この写真も見方を変えれば違ったものがみえてくるというメッセージが込められているように感じました。
「12月14日についてもっと知りたい」
こちらをご覧下さい。
girlsmediaBandさんのFacebookページを上記のように観察していたところ、11日、カバー写真に変化がありました。今年の12月14日に予定されているgirlsmediaBandさんの主催イベント、
の写真です。
girlsmediaBandの方々とご一緒するイベントは、そこにいるだけでも楽しいし刺激をもらいます。
今年の会場はなんと東京です(関西の大学なのに)。私も是非参加させていただきたいと思っています。また、すでにその専用Facebookページが作成されており記事が投稿されていました。こちら
girlsmediaBandさんが研究しているのは「学習環境デザイン」です。このFacebookページも学ぶことが楽しいと思える空間作りになっている気がします。私にとってもこの記事や写真はどれも自分もこの場にいきたいと思わせてくれるものでした。
これも一種の環境デザインのあり方ではないでしょうか。
やっぱり良い写真には「いいね」を押したくなりますし、他の人にも見せたいから「シェア」をする。どうやったらgirlsmediaBandさんのFBみたいに写真にメッセージを込められるのでしょうか。他の記事も見させてもらいましたが、同じような写真がなく、どれも個性的です。なにを伝えたいのか、写真の中で何をしているのかがはっきりわかり、1番に感じたのが「楽しそう」ということです。
「学ぶ事はたのしい」そう感じる記事ひとつにこんなものがありました。
「楽しくする工夫」
これは今年9月27日に更新されたものです。
9:00?21:00までゼミの活動しているらしい!これをさらっと書いているところがまた素敵です。
締め切りという言葉にはなんだか大変なイメージがありますが、このように長いロール紙にみんなで書き込む作業はとても楽しそうです。
girlsmediaBandさんがイベントでつくりだす楽しい空気は、このような組織内での取り組みの中に「楽しくする工夫」がされているということが理由の1つにあるのかもしれません。それがこのFacebookページからも伝わってきます。
「Learning is Entertainment」
私は今girlsmediaBandの指導教員である上田信行先生と東京大学の中原淳先生が書いた「プレイフルラーニング」という本を読んでいます。
それには学習環境デザインについてのことが書かれており、そこには私が興味を持っているメディアについてのことも紹介されていました。
これを読んでいる皆様は、メディアと聞いていくつの媒体を思い浮かべますか?メディアというのは相手とコミュニケーションをとれるものです。本にも記述されていますが、上田先生はCubeが持っている「6面体」という性格を活かして、新たなメディアとしてのコミュニケーションツールを確立しました。1つのテーマを6つの要素にわけ、考え語り合う事でその位置関係や良さが見えるようにしているのです。
このように上田先生は環境をデザインする上でCubeや風船などのアイテムにメディアという「発信」性を持たせています。自分のキーワードを6つ書いて、相手に語る。それだけで、多くの気づきがあるのです。これはgirlsmediaBandさんがつくるワークショップ内の自己紹介にも取り入れられています。
ひとにものごとを伝える事ができる「メディア」。その中で私はこのBlogやFacebbokなどのこのソーシャルメディアに注目しています。
「相手に伝える」という根本的な本質は全て変わりません。でも、その伝え方やメッセージの強さで、捉え方も変わってくると実感しています。
私はメディアに興味がありますが、知識はまだまだ浅くブログに書けるほどのチカラがないのが現状です。
girlsmediaBandさんのFacebookページをみて、「学習環境デザイン」についても学ぶきっかけになりました。
これを境に「発信」とは何かもっと深く追求していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。