AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のミュージックビデオ(プロモーションビデオ)を色々な組織で踊り、それをyoutubeで公開するというのが、日に日に増えています。
現時点で、つまりこういうことだ!と言い切れるほどの考察がある訳ではないのですが、何となく流行っているような気配を感じたので、少しまとめてみます。
10月19日追記
本件の私的まとめです。恋チュン動画の私的まとめー恋チュン動画はリトマス試験紙であるー
2014/04/25追記
恋チュン動画の作り方
恋チュン動画の作成法 -2013リフレクションチーム報告書
目次
概要
恋するフォーチュンクッキーは、AKB48の32枚目のシングル曲で2013年8月21日に発売になっています。
youtubeで、このMVを組織をあげて踊り、youtubeで公開するケースが増えています。
スタートは、AKB48のスタッフバージョンで、AKB48自身が出演しているMV(ミュージックビデオ)が公開される前、2013年7月19日に公開されています。
この動画からスタートし、様々な組織が動画をあげています。
ちなみに公式のMVはダイジェスト版が2013年8月7日にアップされています。
以下、少し業種的な括りで整理してみます。
IT企業
IT系の企業が一番多いようです。
2013年9月10日
NTTひかりTV
2013年9月15日
GMOインターネットグループ
10月10日追記
GMOに直撃!企業版「恋するフォーチュンクッキー」動画の真相 ? SNN(Social News Network)によれば、GMOでは、秋元氏から依頼があった模様。
2013年9月17日
サイバーエージェントグループ
2013年10月9日
AFRO FUKUOKA [ONLINE] 福岡の情報ポータル&ウェブマガジン
行政
かなり異色なのが、佐賀県です。
ただ踊るだけではなく、行政の多岐にわたる仕事が完結にまとまっています。事務系の仕事から農業、婚活支援まであるのかと、行政の仕事の一端が垣間見えます。
2013年9月8日
10月9日追記
佐賀県版 「恋するフォーチュンクッキー」/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュースによれば、撮影した後AKBサイドと交渉し公式動画になったようです。
2013年10月5日
猪名川町 Ver.
これまでとは違った流れが出てきました。これまではアップされた瞬間から公式(FANver除く)でしたが、非公式から公式に昇格?しています。少しずつ流れが大きくなってきましたね。そして、この動画は確かに温かい。
兵庫県の小さなまち、猪名川町の有志ボランティアスタッフが、予算0円 製作日数10日、スマートフォンのみで撮影した「恋するフォーチュンクッキー猪名川町バージョン」。
YouTubeにてAKB48公式化を目指して公開されていたこの作品が秋元康総合プロデューサーの目に留まり、「温かくていい!」との高評価から、
このたびAKB48オフィシャルチャンネルでの公式化が決定いたしました!!
AKB48公式サイト|ニュース
追記:10月5日
2013年10月18日
神奈川県
編集がめちゃくちゃ凝っています。
2013年10月21日
国立市
2013年10月25日
大分市
アパレル
2013年8月15日
サマンサタバサグループ。組織としてアップしたのはとても早いタイミング。
ブライダル
2013年9月16日
テイクアンドギブ・ニーズグループ
海外
海外のファンも踊っています。元々はファンが個人的にアップしていたものが公式アカウントから公開された模様です。
2013年8月14日
参考:AKB48、海外ファン制作のMVが公式採用!「恋するフォーチュンクッキー」が世界で人気! – シネマトゥデイ
2013年10月29日
LONDON ver
テレビ
恋するフォーチュンクッキー KBC九州朝日放送STAFF Ver
2013年10月1日
10月17日追加
2013年10月16日
ジャパネットたかた
学園祭関係
各大学のmiss&mrコンテストの候補者紹介
2013年10月1日
タクシー
2013年10月10日
日本交通 (過去最高の男性率を誇ります)
新聞
10月17日追加
2013年10月16日
西日本新聞
小売店
10月31日
築地江戸一
企画ユニット
10月11日追加
これまで、公式のみを取り上げてきましたが、非公式ながら一種独特なものがアップされましたので紹介します。
PLANETS Ver.
《PLANETSとは?》評論家で、オールナイトニッポン0(金曜日)パーソナリティ?としても知られる宇野常寛が主催し、雑誌を中心にトークイベント、ブロマガ、ニコ生な?どさまざまなコンテンツを発信している企画ユニットです。
10月16日公式化
気付いた点
前述した通り、これがこれからも広がる流れなのか、それともこれで終わりなのか分かりませんが、少し特徴をまとめてみたいと思います。
1.公式アカウントからアップされている
ファンが「勝手に」行って、youtubeにアップしているのではなく、公式アカウントからアップされているので、「公認」の動画になっている。
2.組織として行っている
誰かが自主的に行っているのではなく、組織をあげて行っている。
特に佐賀県などは、知事まで出演している。
ちゃんとWebサイトでリリースされている。佐賀県:「恋するフォーチュンクッキー佐賀県庁Ver.」が公開されました
このスクリーンショットにある婚活支援についてもばっちり宣伝されています。
3.会社の宣伝になっている
組織名を出して、またその組織にあった服装やメンバーを出すことで、会社のイメージアップを狙った動画のようになっている。
特に、若い社員が楽しそうに働いているイメージ(を伝えたいんだろうなということ)が伝わってくる。
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海外では、カンナムスタイルやCall me babyなど、同様の動きがありますが、日本でもその流れが起きてきたのか、あるいはまた違った動きなのかは、まだ判断がつきません。
NASAのパロディなどが、有名。
少なくとも、再生回数が数十万回から数百万回にのぼっていることから考えると、面白い取り組みであることは間違いないと思います。
これがマーケティング的にどうかとか、プロモーション方法としてどうか、というのはもう少し後で考えたいと思います。ただ、何らかの特徴的な動きではあるかと思います。その前にまずは、現状のまとめです。今後動画が増えたら、足して行きたいと思います。
10月19日追記
本件の私的まとめです。恋チュン動画の私的まとめー恋チュン動画はリトマス試験紙であるー