9月末より2012年の後学期が始まりました。ゼミの活動についても本格的にスタートしています。既に、学生ひとりひとりはアクセル全開のスピードにあっぷあっぷになっているようです。限られた時間にひとりひとりが最大限成長できるようにして欲しいと思っています。
さて、そんなゼミ活動ですが、今年は2つのプロジェクトを運営しています。今日は、その活動を説明します。
目次
地元飲食店とのコラボによる電子書籍形式のプロモーション
一つ目のプロジェクトは、プロジェクト名pjGENというものです。
これは、我々のキャンパスがある伊勢原にお店がある「地ものご馳走処GEN」の丸山氏とのコラボレーションです。GENさんでは、伊勢原の地ものを料理に多く取り入れられています。
その食材について生産者の方々へ取材を行い、GENさんにいらっしゃったお客様に食材の魅力を伝えるためのコンテンツを作成します。イメージとしては、スーパーなどに良くある「○○さんが作ったきゅうりです」というものの飲食店版であり、電子書籍形式での作成です。
現在、地元の生産者の方々の所に訪問し、企画の趣旨を説明し協力を依頼しています。
ここで学ぶべき事は、自分達とは違う世代、違う仕事をしている方にインタビューを行う事、それをプロモーションに繋がる形でコンテンツにする事です。少なくとも相手に失礼にならない位の知識を得る必要がありますし、それをまだ見ぬお客様にわかりやすく提示するにはどうすれば良いのか? そういったことを追求しています。
コンセプトは、「伊勢原を料理と共にストーリーを味わう!!」です。
学習科学の知見を援用した体験型イベントの作成と実施@学園祭
二つ目のプロジェクトは、プロジェクト名PjREALというものです。
これは、本学の学園祭である瑞木祭(2012年11月10日、11日)に実施する予定の体験型のゲームです。
PJ REALの紹介ページ
現在、ワークショップなどの体験を伴うイベントは様々な所で行われています。また、スクラップ社によるリアル脱出ゲーム(常設型リアル脱出ルーム)は、中々チケットを取るのが大変な位、盛況であるようです。そのような体験型のイベントをやってみようというのが狙いです。
もちろん、ただやるだけではゼミ活動としては不十分ですので、多少研究的な知見をエッセンスとして使ったエンターテインメントを目指しています。詳しくはまた追って情報を発信していきます。
このプロジェクトを通じて、体験型のイベントを行う際の企画から実施の方法を学んで欲しいと思います。できあがったイベントやワークショップに参加することと、実際にやることの差は非常に大きいものがあると思います。具体的にはファシリテーションや会場でのロジスティクスを学んで欲しいと思っています。
こちらのコンセプトは「体験型イベントを実施することを体験的に学ぶ」です。
なお、イベントの作成に当たっては、ゲーム研究やゲーミフィケーションについても造詣の深い専門家にアドバイスをお願いしています。そして、現時点では「協調学習」を使ったゲームイベントを考えています。
OtoOをにらんだWebマーケティング
最後に、この2つのプロジェクトを統合するような形で、プロモーション班があります。それぞれのプロジェクトに関するプロモーションや情報発信を担当しています。
たとえば、PjREALというプロジェクトでは、集客が最も大事な事です。誰も来てくれなければ、ファシリテーションも何もないからです。しかし、残念ながら我々のキャンパスは神奈川県の中央部、伊勢原市の山側にあります。当然、「ふっと寄れる」所にはありません。意識的に「来てもらう必要がある」ということです。そのために、マーケティングやプロモーションは独立したチームとして動いてもらっています。
正直言ってハードルが高いです。しかし、その活動を通じて「ソーシャルメディア」をどのように活用していけば良いのかについての実践的なノウハウを少しずつ溜めて行っています。
現在、ゼミのグッズを考えたり、ソーシャルメディアを通じたプロモーション活動を行っています。ご興味をお持ちの方は、ぜひ「いいね」を押していただければと思います。
まだまだ走り出したばかりの教員含め21名の「ひよこ」達です。今後とも、様々ご迷惑をおかけする事もあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。