そんなこと、あるわけない。
至極簡単なことではあるのですが、スタバでMacを使っている人の中には(一部)こういう風に思っている人が含まれていると思うのです。
Appleのスティーブジョブズは、圧倒的なプレゼンテーションで有名です。そのプレゼンに魅了され、多数の「APPLE信者」を作り出しました。もちろん、Appleのコンセプトだとかデザインなどに惹かれていると言うのだと思います。しかし、ブランドへの高いロイヤリティは、コンセプトやデザインへの共感だけではないと思います。そこには、Apple製品を使うと「自分もスティーブのようになれる感」ではないでしょうか。
確かに、Apple製品は「カッコいい」です。しかし、そのApple製品を使っている「あなた(わたし)」がカッコいいかどうかは、全く持って別問題です。しかし、Appleは、「Appleを使っているあなたはカッコいい」というイメージを与えてくれているのではないでしょうか。windowsを選ぶ人達とは、「違う」、「イケてる人達です」と、スティーブが言ってくれているような感覚を持っているのではないかと思います。いや、Appleはそれを意図的にしているように思うわけです。たとえば、広告宣伝は、常にそれを訴えているように思います。
しかしながら、macは、既に世界で一番売れているラップトップになりました。世界で一番使われている製品を使っている人達が、「誰かと違う」というのは矛盾しています。「多くの人と同じ」なのです。ここまで来たときに、Appleが「次に何をしてくるのか」楽しみです。「one more things」は何でしょうか。
一方、最近、若い学生と話すとびっくりすることがあります。Appleがつぶれそうになっていたと言うことを知らないのです。いわゆる偏差値の高い、低いは関係無かったりします。今の大学生にとってのappleとは、「iPod以降」であり、「スティーブ復活後」な訳です。その意味で言えば、評判的なものは時として変わるのだなと思います。Appleは2011年10月-12月期で利益1兆円を達成しました。もっと、伸びていくのかも知れませんし、もしかしたら、今が最盛期かも知れません。
いずれかの日に、「apple使っているとカッコいいと思っていた世代がいるんだよ」と言ったときに、「何それ、ダサい」というようなことを言われる日が来るかも知れません。逆に、今はダサいと思われているようなものでも、何らかのイノベーションによって、その評判を覆し、さらに人々が昔のことを忘れてしまうこともあるのかも知れないなと思った次第です。
なお、この記事は、もちろんmacで書いています。