既存を変えるということ ~新ロゴ制作に関するまとめ記事~

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こんにちは。橋本ゼミ7期の井月です。今回の記事では橋本ゼミのロゴを一新したので、そのプロセスについてまとめました。今後の参考になれば嬉しいです。

作成期間

ロゴの制作から決定に至るまでは1ヶ月ほどの時間がかかりました。ただ、毎日のようにロゴに関する作業を行っていたわけではないので、凝縮すると2週間ほどで終えられる作業内容だったのではないかと思います。

大まかに表にまとめるとこのようなスケジュールとなります。開始日には、ロゴ作成に最適なサイトをいくつか教えていただき、6月5日には3パターンを提示することが出来ました。6月8日の詳細というのは、具体的な意味やこだわりのポイントについて提示したということです。

ここでいう提示したというのはゼミ生全員に向けてではなく、橋本ゼミ人事部というグループに向けての作業となっています。橋本先生と他6人のメンバーに対してその都度共有を行っていました。

ロゴの意味とこだわり

早速ですが、決定したロゴの意味を説明していきます。こちらのデザインが正式なものとなりますが、Webサイトではトップページに組み込みやすいように形を変えています。また、カラーパターンが何種類かあっても面白いと思ったので、これからレパートリーを増やしていけるといいのではないかと考えています。場面に応じて使い分けができるようになるのが理想です。

ただし、1つ制約を設けるのであれば、グラデーションにすることを条件として満たしていきたいと思います。「赤の人もいれば青の人もいるし、黄色もいれば紫の人もいる」というように、各ゼミ生には個性が備わっていて、独自の魅力がたくさんあると思います。そういった人々が集まることで、全体としてグラデーションを創りあげているのがゼミの特徴です。これを色によって表現したいというのがこだわりの1つとなっています。

続いて、形に込めた意味を説明します。実は5つの直角三角形を組み合わせて1つの形を作っていますが、一辺が曲線を生み出しているのがお分かりいただけるでしょうか。5つの三角形は直角の部分のみが等しいので、ここには「橋本ゼミのゼミ生や先生」という共通項を表し、それぞれ尖り方の違う角度で各々の個性を表現しています。

「一つ一つはすべて直線で出来上がっているし尖っているけれど、ゼミ生として個性を発揮すると今までは存在しなかった曲線が出来上がる」

これがこのロゴに込めた最大の意味となっています。

また、ここまではこだわりに偏った説明となっているので、外部の方々にとっては理解を得にくいロゴになっているのでないでしょうか。ここがロゴ決定にあたってネックになった部分となったので、こちらについても説明をしていきます。

何を重視すべきか

こちらの2つは、残念ながらメインのロゴとして活用していくには納得がいかなかったデザイン案です。上のデザインは、誰に対しても大体の意味が通用するデザインだと思うので、ロゴとして優秀なタイプと言えるのではないでしょうか。また、下のデザインはポップなデザインなので、ゼミに対してポジティブなイメージを持つことができると思います。

どちらともこだわりを持って考案したデザインですが、採用はしませんでした。理由としては「オリジナリティー」と「使いやすさ」にこだわるべきだと考えたからです。上のデザインはパズルを模したデザインですが、意味が分かりやすいというメリットに対して、それほどまでにありきたりなデザインでもあるというデメリットも兼ね備えています。また、下のデザインは様々な要素を入れ込む分統一性に欠けるというデメリットに加え、サイズ変換が難しく、どのような場面にも適応するパターンを考案することが出来ませんでした。

外部の方々を意識して作成することも大事なことですが、それ以上に橋本ゼミの象徴として確立したデザインであることが前提でなければいけないと感じました。また、ゼミ生である自分たちが誰よりも愛着を持てるようなこだわりを貫くことが重視されるべきだと思いました。

作業を経ての感想

今回、ロゴ作成を任せていただいたことにはとても感謝しています。作業自体は簡単ですが、イメージを形にすることがどれだけ難しいことか実感しましたし、その分だけ形になった時の喜びが大きかったのを覚えています。多種多様に色も形もフォントも存在する中で、イメージに合うものを探し出すだけで一日が終わってしまったこともあるくらい、こだわりを最後まで貫いて作業することが出来ました。行き詰った際には、やはりコミュニケーションによって前進することが出来たので、「未完成の段階で人に伝えてみる」という行動が一番大事だったように思います。ロゴ作成を通じて、どのようなゼミであることが望ましいのかを沢山考えることが出来ました。今後、ロゴ作成やゼミの何かしらのデザインに関して取り組むことになった人に今回の記事が活用されることを願います。

執筆:橋本ゼミ7期生 井月真由

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