こんにちは。産業能率大学3年、橋本ゼミ所属の青野佑太郎です。
6月24日に、ロシアW杯の日本対セネガルの試合が行われました。今回は、セネガル人と試合観戦をした際の様子などについて書いていきたいと思います。
W杯開幕前の日本代表は、監督交代、メンバー選出、強化試合で勝てないなどマイナスなイメージばかりが先行し、不安材料をたくさん残したままW杯開幕を迎えてしまったように感じます。
しかし、1戦目のコロンビアに2-1の劇的勝利をおさめ、国民、世界からのサッカー日本代表に対するイメージががらりと変わり、今回の試合に大きな期待を抱いていた方も多かったのではないかと思います。改めて、サッカーは1試合で環境が180度変わってしまう面白いスポーツだと感じました。
目次
試合直前の街の雰囲気は?
私は今回、セネガル、ダカールの北東に位置しているGuédiawayeという場所に、ホームステイをした家があり、そちらの家で観戦をさせていただきました。
試合直前の街の様子は、セネガルのユニフォームを着た人がちらほらと見られ、タクシーでGuédiawayeへ向かっている際に、「おい日本人!今日は4-0でセネガルが勝つからな!!!」と10回は言われました。
また、街頭で応援グッズを売っている人も多く見ることができました。「セネガルが日本なんかに負けるはずがない。」そんな雰囲気がひしひしと伝わってきました。
(街頭で応援グッズを売る人)
試合直前の人々の様子は?
私は、8畳ほどの部屋にテレビが1つあり、そこにセネガル人が約20人と日本人1人という環境で試合観戦をしました。
狭い部屋に座る場所がないほど人が集まっているため、座っているだけで汗がだらだらと流れてきます。
さらに、セネガル人たちの熱気のようなものも感じ、「いよいよ始まる!!!」という楽しみと緊張が入り混じった感覚になりました。
日本人が1人だったため、完全アウェイで少し怖いなと思っていましたが、試合が始まる前にセネガル人が握手を求めてきて、日本をリスペクトしてくれているのだと感じることができ安心しました。
また、2010年に開催された南アフリカW杯で有名になった、ブブゼラのようなものを鳴らしたり、ダンスを踊ったりして気分を高めている人も見受けられました。
試合中の人々の様子は?
一言で表すとしたら「超情熱的サポーター!」といった感じでしょうか。
1つ1つのプレーに対して「もっとこうしろ、もっと戦え」などとしゃべり続けていました。サディオ・マネ選手が先制点を決めた際には、全員が立ち上がって、全員が叫び続けるといった異様な光景も見ることができました。
しかし、日本が1点返した際には、とてつもなく凹んで、何も話さなくなってしまうといった場面もありました。
さらに、セネガルが2点目を決めた際には1点目よりも全員のテンションがMAXになり、目線で「どうだセネガル強いだろ?」と合図を送ってきます。しかし、日本が再び劇的な展開で同点に追いつきドローという結果に終わりました。試合終了後のセネガル人は、日本に引き分けたというショックから、みんな無言で部屋を出て行ってしまいました。
(大勢の人が集まり試合を見ている様子)
共に試合観戦をして感じたこと
今回、日本と引き分けという結果になってしまったセネガル人たちは、勝てなかったことに対して本気で落ち込み、街の雰囲気も暗い感じがしました。
彼らにとってサッカーとは、生活の一部であり、サッカーだけが自分の人生だという人も見かけます。だからこそ、セネガル代表がW杯で勝つことがとても重要であり、今後のセネガルサッカーに大きく影響し、自分の人生までにも関係してくるという現状があるため、試合中も熱狂的になるのではないかと感じました。
だからこそ、セネガル人にとってセネガル代表とは国の希望であり、夢なのではないかと思いました。と、このような大袈裟なことを帰りのタクシーの中で考えていましたが、本当にそう感じられるほどサッカーが好きな国民が多いのだということを改めて実感することができました。
現在グループH首位がまさかの日本とセネガル!このまま1位、2位で決勝トーナメント進出してくれることを願っています!!!
Merci beaucoup!Au voir!
最後まで読んでいただきありがとうございました。