学生さんより質問されることで「面白い」ことがない、というものがあります。
都度、自分なりの説明をしているのですが、いつも同じような話になるので、改めてまとめておきます。あくまで、私個人の感想ですが、どなたかの役に立てば幸いです。
目次
結論としては
結論的には、この2つのツイートです。
「つまらない」と感じたら、一旦立ち止まることが大切。そのことについてよく知っているし、仕組みや内容をわかっていて、「つまらない」であればいい。しかし、知らないことやわからないことを「つまらない」とは言わない。知ること、わかることで広がる可能性を「つまらない」で閉ざしてはいけない
— 橋本 諭 (@satoshi_hashimo) 2018年6月18日
面白いこと、やりたいことがない、と聞く。気付いたのは、何かを「面白い」と思えるゾーンは人それぞれで、やりたいことがないという人の多くはゾーンが狭い。面白いことを探すのもいいけど、面白いと思えるゾーンを広げることも考えたほうがいい。そのためにはある程度知識が必要。
— 橋本 諭 (@satoshi_hashimo) 2018年6月7日
知っていることの範囲は広いか?
まず、大前提としてある出来事に出会ったときに、それを「面白い」と思う人と思わない人に分かれます。好みの問題があるということです。
そのため、万人が面白いと思うということは「ない」と考えます。特に、新しいことであれば、意見は分かれるものだと思います。
重要なことは、自分が面白いと思えるものに出会えるかどうか、それに気付けるか?ではないでしょうか。
では、どういうものが面白いと思うのでしょうか。
私は、こんな関係にあるのではないかと考えています。
簡潔に説明すれば、「面白い」というのは、自分が「知っている」範囲内であり、なおかつそのことについて理解していて(わかっていて)、その上で「面白い」と思うということです。
逆に、「面白い」と思うことについては、内容をよくわかっているし、当然、知っているものだということです。
一方、「つまらない」という人は、つまらないの範囲が広いようです。
知っているとわかるを増やすには
そして、この「知っている」を増やしたり、「わかる」を増やしたりすることが、確率的に「面白い」に出会える機会を増やすように思います。
たとえば、自分が働きたい(面白そうな仕事だ)と思う職場に出会うためには、色々な仕事を知っていたほうがいいし、こんな仕事だろうなと分かっていたほうがいいという話です。
「知っている」を増やすためには、知識の量を増やす必要があると思います。
また、「わかる」を増やすためには、体験を増やすことが良いでしょう。
今、面白いことがないとかつまらないなあと思っている人は、まずは何らかの新しいことをやってみるというところからスタートするのが良いのではないでしょうか。