リフレクションビデオにおいて、シーンをどのように切り出すか

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こんにちは、5期の加茂です。
今回、11月に行われた産業能率大学の学祭で、私たち橋本ゼミでは体験型ゲーム「夢のブラックステージ」を開催しました。私は、映像班ということで2分程度のリフレクションムービーの作成を主として携わりました。そこで、私がこだわったのが一つひとつのシーン選びです。どのシーンを入れて、どのシーンは使わないのか、映像作りを通して感じたことをここに表したいと思います。

目的によって変わる動画編集

現代では、パソコンを持っていなくてもスマホ1つさえあれば誰でもカンタンに動画編集はできる時代です。スマホのカメラで撮影し、iPhoneであればiMovieといった無料アプリをインストールさえすれば短時間で作成することが可能です。特に人が手を加えなくてもアプリによっては自動的に作ってしまうものもあります。このように現代においての動画編集への問題点は人の手が加わるか加わらないかの部分です。そして動画を編集すること自体の価値は薄れてきています。

まず、スマホのアプリで作る動画としては自分やその周りの友達の思い出作りのために作成するため、または今ではその作成した動画をSNSで共有するというのが多いかと思います。例としてはTwitterをはじめInstagramといったアプリが多くあります。それに対して、しっかりパソコンで編集ソフトを使っての動画編集といえば、職業として仕事のためや多くの人にプレゼンテーションをする時に使ったりします。

そのような時には機械的に全部自動で作るわけにはいきません。1から構成を練った上で人の手によって編集しないと何もメッセージ性のないものになってしまいます。そこで、人の手によって映像作りすることの重要性や経験して学んだ事を次のところから表しています。

撮影で心がけると良いこと

撮影ではあらゆる角度、視点から撮影するようにしました。私がやった中ではターゲットを絞ったり、手元のペンの動きや考えてる様子、意見を交換している様子、参加者のリアクションなどといったところに着目しました。そうすることによって、ひとつの視点からでは見えない景色というのがたくさんあります。あくまで今回作成したのは体験型ゲームの紹介映像ですが、私が気をつけたのは視聴者が見ていて退屈に感じさせないことです。

この体験型ゲームの様子を参加者の方々に見てもらい、どのような流れでゲームが進められていくのかを少しでも理解してもらいたい、または、早くこのゲームをしてみたいと思う気持ちにさせることができれば一番良いと思っています。ここのテーマで上げられている映像のシーンも大切なのですが、それ以外に気をつけなくてはいけないことがあります。

たとえ、どんなに良い撮影機器を使っていても、ずっと同じ視点で適当な間隔でシーンが切り替わる動画であれば、視聴している側からすれば何も映像としての良さは伝わってこないということです。そのレベルであればスマホのアプリでも作ることは可能なのです。以上のことからわかるように動画編集において人が携わるということはとても重要なのです。

いかに良いシーンを選ぶには・・・

その動画編集において大事なのは映像のシーン選びです。そのシーンを一つ一つ選んでカットしていきながら、このシーンは一体何を伝えたいのかなどに気をつけてやるようにしました。編集においても撮影においても気をつけることは似ているような気がします。

撮影のところでも示したように人の動きや様子などを様々な視点から撮るようにしていれば、ずっと同じ視点だけで撮っている映像とは全く違った景色を映し出すことができます。そうすれば、いざ編集となった時に色々な選択肢が増えて幅が広がります。なので、素材(撮影した映像)さえ良いものが撮れていれば、編集ではいらない部分をカットしていくだけになります。

今回は2分という時間の長さで体験型ゲームの始まりから終わりまでを簡潔に参加者に対して伝えなければいけないという難しさもありました。そして、視聴者(参加者)がこのリフレクションムービーを見ていて、「早くやってみたい!」などといった思いにさせることができれば最高です。

改善点・振り返り

今回のこのリフレクションムービーはもともと作成する予定ではありませんでした。なので、色々準備不足の中で編集したので、自分としては全然満足いくようなものはできなかったと思っています。撮影・編集どちらに関しても初心者だったので、先輩や仲間からは指摘されることが多かったような気がします。

どうしても4期の先輩のアシスタントのようになっていた自分に先生からリフレクションムービーを作ってみたらという提案があったので、少しでも自分がやったという跡を残したかったのでやってみていい経験ができたと思ってます。改善する点は、もっと先輩にわからないことやどうしたらより良いものができるのかなどのアドバイスを積極的に聞くべきだったと思いました。

なかなか、自分一人だけで気づかない点は人からの指摘があるからこそ気づくものなんだと感じました。自分が実際、先輩から言われた点は動画を見せて時に長く感じること、BGMと映像が合ってない、それぞれのシーンの長さにメリハリがないといった点を指摘されました。その指摘があったからこそ、自分は最初作った映像よりは良いものができたとは思っています。

今回、映像班として自分の評価は満足いかなかったのは事実です。次回の学園祭では自分たち5期が中心となり、まだどんなことをするかもわかりませんが、ここで学んだことを活かせるようにしたいです。

執筆:橋本ゼミ5期生 加茂 春輝

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