過去記事再掲ばかりで恐縮ですが、時が経ってみると意味があるものもあるかと思います。
今日の記事は、2007年1月24日のものです。
時代背景を振り返りますと、当時はほんの少しだけ好景気が訪れました。そして一瞬で終わりました。
そんな時代のお話です。
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景気回復を力にして企業は積極的に求人を行っています。新卒採用もバブル期なみの大幅増で、数年前には考えられなかったことが起きているようです。
一時リストラの嵐が吹き荒れていたことなど忘れてしまいそうです。
さて、そんな不況真っ直中の時によく聞かれた言葉に次のようなものがありました。
「リストラばかりだと、会社に残ってもらいたい優秀な人がいなくなるぞ」
「早期退職で、いなくなったのは優秀な人ばかりだ」
こんな話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、この優秀な人達はどこに行ったのでしょうか?
優秀な人が労働市場にあふれたなら、一方で
「不況期には優秀な人材が数多く集められた」
という声も聞こえてきそうなものです。しかし、私の周りではこのような声は聞こえてきません。
果たして、「優秀な人材」はどこに行ったのでしょうか